こんにちは!MAKOTO WILLインターン生の佐藤柊です。

前回に引き続き、インターンが社員の「これまで」と「これから」を探る、直撃インタビュー企画をお届けします!

インタビュー企画の二人目は、2019年5月に丸森町の一般企業からMAKOTO WILLに入社した島越彩香(しまこしさやか)さん。学生時代に一般社団法人MAKOTO(現在、MAKOTO WILLはグループ会社化に伴い、分社化)のインターンを経験し、2018年3月に宮城大学を卒業後は、丸森町の中小企業からMAKOTO WILLに入社した第二新卒です。

そんな島越さんに、インターンも含めた学生時代の話から、第二新卒でWILLに参画した理由、現在取り組んでいる業務における試行錯誤まで、たっぷりお聞きしました。

佐藤 柊 SHU SATO

東北福祉大学在学中。2019年4月にインターンとして参画。
広報・マーケティング等に従事し、社外では、仙台市を中心にまちづくりに取り組む団体「せんだい未来会議」の代表も務める。

まちづくりに興味を持ち、宮城大学へ

 

-まちづくりやコミュニティデザインに興味があり、宮城大学を選ばれたとのことですが、興味を持ったきっかけを教えてください。

私の地元は、3.11でも被害の大きかった岩手県宮古市です。

震災後の中学3年生の頃は、地元のために何かしたいという想いを持っていましたが、どんな活動の選択肢があるのかわからず、悶々とした日々を過ごしていました。

高校2年生の時、友達からワークショプに誘われたことをきっかけに、NPO法人みやっこベースに出会いました。この団体では、当時、高校生向けに宮古や自分のキャリアを考えるワークショップや放課後フリースペースの運営を行なっていたのですが、部活動より優先するほどここでの活動にハマり、みやっこベースに通っていました。

(写真はNPO法人みやっこベースホームページより)

この時の経験からまちづくりやコミュニティデザインに興味を持ち、これらが学べる宮城大学に進学しました。

-ルーツは高校時代のNPOでの活動にあったんですね!それから、どんな大学生活を過ごされたのでしょうか?

大学では事業構想学部事業計画学科に在籍し、コミュニティビジネスを研究するゼミに入りました。地元では環境がなくできなかったことを何でもやってみたい!と思っていた私でしたが、大学の中だけでは満足できなくなり、とにかく学外に出て活動を始めました。

その活動の一つは、みやっこベースの経験もあったため、若者支援・キャリア教育を手がける認定NPO法人カタリバのボランティアスタッフとして活動しました。

また2年生からは、MAKOTOのインターンに参画しました。

その他にも、カンボジアに行ってみたり、仙台を拠点にした岩手ファンコミュニティ「岩手わかすゼミin仙台」の運営等、様々なことに挑戦しました。

 

-MAKOTOインターンでは、どんな経験をされたのでしょうか?

主にコワーキングスペースcocolin(現在は他社が運営)の運営と情報発信を担当しました。cocolin入居者(cocolinは現在他社が運営)の交流会を定期的に企画したり、ブログ記事を書いたりしていました。またMAKOTOが運営するクラウドファンディングの運営、サポートにも関わりました。

周りのインターン生はとても優秀で、圧倒的な成長と学びが得られました。

 

新卒で、丸森町の中小企業に入社

 

-大学卒業後は、丸森町の中小企業に就職されたとのことですが、どのような経緯があったのでしょうか?

大学4年次、MAKOTOインターンの業務で、丸森町で行われたガイドツアーに参加しました。その際に、取材記事を書く目的で、ある企業の社長にインタビューさせていただきました。

数日後、取材した社長から電話があり、入社のお誘いをいただきました。かなり迷ったのですが、社長の語るビジョンに共感し、入社を決めました。最初は地元の宮古市に帰ろうと思っていましたが、地元に貢献するにはまだ実力が足りないと感じ、丸森の会社で経験を積むことを優先しました。

 

-入社後は、どのようなことを行いましたか?

主に私が担当したのは広報でしたが、基本的に何でもやりました。

 

具体的には、お客さんに商材や会社を案内するガイドツアーや事務の補助、商品開発のリサーチ、展示会の企画・運営などです。

 

-それから、WILLに転職するに至った動機は何でしたか?

このような経験をする中で商材や会社への愛着も湧いたのですが、元々あった軸は、”地域に関わる”ということだったので、改めてこの軸で成長できる環境がないかを模索しました。その頃ちょうど、(一社)MAKOTOがグループ会社化して、以前の地方創生事業部が(株)MAKOTO WILLに分社化しました。

学生時代にMAKOTOインターンをさせていただいたことと、再び事業を通じてまちづくりに関わることができるということもあり、WILLへの転職を決めました。

事業を通じて、外から岩手県や宮古市に貢献したい

 

-WILLでは現在、どのような業務を担当されていますか?

PRチームと、利府町・岩手県・Tohoku Future Buildersの三つのプロジェクトです。

 

現在は岩手県事業に注力していますが、主にはPR、利府町のプロジェクトに関わっています。特に利府町のプロジェクトに関われて楽しいですね。WILLは、起業支援を行う事業が多いですが、現在進行している利府町のプロジェクトは、いわゆる”まちづくり”で、大学4年間で学んできたことをアウトプットできる機会ですし、関心のあったコミュニティデザインに相当するものなので、とてもやりがいを感じています。

利府町のプロジェクトにおけるワークショップ後の集合写真

 

-利府町のプロジェクトでは、どんな役割を担っているのですか?

情報発信がメインで、SNS運用や、広報誌の作成を行っています。

その他、イベント・勉強会の運営、役場や住民との連絡調整にもチームとしてコミットしています。

 

-利府町のプロジェクトは、住民主体のまちづくりを推進する内容で、一筋縄ではいかないことも多いと思います。どのように感じていますか?

学びと実践のギャップ、特にまちづくり実践の難しさを感じています。

大学や本で勉強したことというのは、すでに体系化・理論化されていて、実践に直接的に役立つものばかりではありません。大学のフィールドワークなども、基本的に快く対応してくれる方が多いので、リアルとは乖離があることに気づきました。

一方で、まちづくりの実践の現場においては、様々な世代の人がいますし、それぞれの関心も違います。まちづくりに関心がない人やまちに愛着を持っていない人の意識を、どう変えていくか、地域の多様な人々を巻き込みながら、いかにしてまちづくりを具現化していくか、試行錯誤しています。大変ですが、多くの学びがあると感じていますね。

 

-WILLで働いてみて、率直にどう感じていますか?

利府町でのまちづくりをはじめ、本当にやりたいことをできているなと感じています。共に働くスタッフもポジティブで尊敬できる先輩が多いので、いつも刺激を受けています。

その一方、ほぼ新卒の中で、周囲との経験・知識の差を感じているので、もっと自分自身が成長しなければならないと感じています。

 

-最後に、MAKOTO WILLでのこれからの展望を教えてください。

WILLでのプロジェクトを通じて、外から岩手県や宮古市に関わりたいと思っています。また、関わりを持つだけでなく、高い質の提案や企画によって、地域の活性化に貢献したいです。そのために自分自身がより成長し、提案力や企画力を磨いて、影響力を高めていきたいです。

 

また、これまでたくさんの方にお世話になったからこそ、今のいきいき働けている自分がいます。いつか、そういった方たちと共に仕事をして、恩返しになるような良い結果が出せたら最高だなと思いますね。

 

-地元宮古市やまちづくりにかける想いを熱く語ってくださり、感激しました。貴重なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました!

 

 

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