開催概要

2020年12月18日(金)、「全国自治体職員コミュニティ”1741”キックオフイベント!」をオンライン開催し、全国から12名の自治体職員が参加しました。

主催は、「自治体と共に地方から日本をおもしろく」をミッションに、創業支援事業・移住起業促進事業などの自治体連携事業を行うMAKOTO WILL。


▶︎株式会社MAKOTO WILL 公式サイト

 

発起人として弊社代表の菅野がメインスピーカーを務め、「1741設立の経緯」や「今後提供していく価値」などについてご説明しました。

 

メインスピーカー

菅野 永 / 株式会社MAKOTO WILL 代表取締役

地方銀行、公務員を経て2015年1月にMAKOTOへジョイン。二輪レースで大怪我をした経験から、「残りの人生かけて大きなチャレンジがしたい」という思いが芽生え、ベンチャーの世界へ。MAKOTO地方創生事業を立ち上げ期から担当し、東北各地で自治体と連携した起業家支援プロジェクトを実施。2018年7月にMAKOTO グループ化に伴い、MAKOTO WIIL代表取締役就任。公務員時代は北海道庁市町村課職員として勤務。道内市町村の行財政運営サポート、道内公営企業の経営支援などを経験。

 

「自治体職員のキャリアを考える会 1741」とは?

 

1741とは、キャリアやスキルの悩み解決を目指す、自治体職員限定のコミュニティです。

 

✔︎ 仕事のモチベーションが上がらなくて困っている

✔︎ 異なる自治体間で仲間が欲しい

✔︎ スキルアップや情報共有ができる場が欲しい

 

そんなお悩みを持った全国の自治体職員に向けて、オンラインセミナーを通じてコンテンツを発信していきます。

コミュニティの名前である『1741』は、全国の自治体数である”1741”にちなんで付けられました。

弊社のミッション「自治体と共に地方から日本をおもしろく」と重ね合わせ、1741の自治体職員に寄り添い、地方から日本を良くしていきたいという想いを込めています。

 

▶︎プレスリリース

▶︎Facebookページ

 

菅野によるプレゼン内容

当日のメインコンテンツは以下の4つ。

①1741立ち上げの経緯

②発起人自己紹介

③ご提供していきたい価値

④参加者との座談会

順にご紹介していきます。

①1741立ち上げの経緯

弊社はこれまでの事業を通して約2,000名の自治体職員とつながりを持たせていただく中で、

 

「異動の度にキャリアがリセットされ、スキルを積み上げづらい」

「自分の仕事が将来AIに取って代わられそうで怖い」

「成長実感がえられずモチベーションが湧かない」

 

などといった自治体職員の方々の「キャリアやスキルに関する悩み」をお聞きしてきました。

 

自治体職員の方は、社会や地域への貢献意欲を持っている優秀な方が多いと思います。

その一方で、組織を変えたいけれど組織内で想いを共有できる人がいないなど、孤軍奮闘されている方が多いのではないか、と弊社で感じています。

 

そこで、地方から日本を明るくするためには、

自治体職員がイキイキと仕事できる環境を作ることが最も本質的な地方創生につながるのではないか、弊社としてできることがあるのではないかと考え、1741の立ち上げを決意しました。

 

日本を支える1741の自治体職員の方々を、弊社がこれまで築いてきた自治体職員のネットワークで繋ぎ、情報共有ができる場、全国に仲間を作れる場を提供することにより、前向きに自治体職員としての日常業務に取り組んでいただくことを目的としています。

 

②発起人自己紹介

実は、弊社代表の菅野自身も、かつてこの1741の自治体の中で働くひとりの職員でした。

自治体職員→民間転職→経営者」と特異なキャリアを積み上げてきた背景を詳しくご紹介しました。

 

菅野が自治体職員になろうと思ったキッカケは、バイク事故で怪我をして死にかけた経験と、偶然助かったこの命で世の中の役に立ちたい、という強い想いからでした。

 

 

その想いが叶って、北海道庁の職員として働き始めますが、早速壁にぶつかります。

それは、「地域課題の大きさと自分自身のスキル不足」、「同志の不在」の二つ。

 

地域や自治体の課題の多さが分かるほど自分の無力感に苛まれ、仕事のやりがいや達成感を感じることができませんでした。

また、組織に対して課題や違和感を抱えていたものの、周囲に伝えるコミュニケーション能力や行動力に欠けていました。

 

今振り返れば間違ったマインドですが、当時は「環境を変えることで自分が変われるのではないか」と信じ込み、民間に転じて環境を変えることに。

もちろん、スキルがないまま転職しても自分にできることはごくわずか。

会社をクビになりかけたことを機に、このままではいけないと一念発起し、成長するため努力を重ねてきました。

2018年、会社の事業部が分社化するタイミングで経営者に立候補し、現在に至ります。

 

このことから、環境が変われば自分も変われるは嘘。

まず自分が成長しないことには貢献ができないので、「成長と貢献のサイクル」を回し続けることが大切だと気がつきました。

 

また、辞めて分かった自治体職員のメリットは以下の3つ

 

①社会貢献事業をやりやすい

②チャレンジしやすい

③信用・信頼の無形資産

 

自治体職員の時は当たり前だったこれら3つのことが、民間経営者となった今、とても難しいことだと感じています。

 

③ご提供していきたい価値

1741でご提供していきたい価値は、主に以下の3つ。

①情報交換の場

②個別サポート

③スキルアップセミナー

 

 

有名な人をゲストとして招いて講演を聞いて終わりというイベントもありますが、そのようなイベントはどうしても「自分とは違って、あの人はすごい」で終わってしまうと思います。

一方1741では、自治体職員の皆さんが明日から実際に生かせるコンテンツを提供していきます。

そのため、参加者の皆さんの意見を反映させながら、次回以降のコンテンツを作って参ります。

 

④座談会

1741や発起人に関する説明を終え、最後は参加者との座談会を行いました。

参加者の皆さんからは、以下のようなお悩みや1741への期待について声が挙がりました。(一部抜粋)

 

Aさん「若手職員同士で研修会を企画中。研修のような学びの機会が必要だと感じている。」

 

Bさん「人事異動は仕事内容が変わってしまうというデメリットがあるが、一方で成長の機会でもある。コミュニティの参加者同士でスキルを共有して、コラボができれば面白いのではないか。」

 

Cさん「様々な自治体職員との情報交換し、刺激を受けることが大事だと思い参加した。自分のやりたいことをやる上で、仲間を作る力を身に付けたい。お互いに知恵を出し合いながら困ったことや悩みがあれば話し合えるような場になると良い。」

今回いただいた皆さまのお悩みやご意見を受けて次回以降のコンテンツを企画してまいります!

 

おわりに 

いかがでしたか?

参加者からは、「全国規模の開催は素晴らしい」「次回の運営やコンテンツに期待しています」などといった感想をいただきました。

 

今回いただいた皆さま、誠にありがとうございました!

次回開催の予定は、1741 Facebookページやメールにて発信して参ります。

次回からの参加も大歓迎ですので、ぜひお楽しみに!

 

▶︎「1741」Facebookページ

自治体と共に地方から日本をおもしろく