今回の首長インタビューは、山形県村山市の志布隆夫市長。

村山市は、そばやさくらんぼなどの産地として有名です。果樹園の推進や子どもを持つ家庭への補助など、長期的な視点から仕組みを作り、魅力あるまちづくりをおこなっています。

村山市の魅力や、将来の展望について志布市長にお聞きしました!

 

人口維持が最優先の解決課題。財務関係担当からの視線でまちを見つめる。

わたしは学校を卒業後、市役所での勤務をはじめ、35年になります。市役所に勤めてからの半分近くを財務関係の担当として過ごしてきました。財務関係を担当していると、市の財政を見ることになるため、村山市の将来の財政について考える機会も多くあります。当時、村山市の財政はあまり良いものではなく、わが市の財政が悪くなっていることを感じていました。

「何か手を打たなくてはいけないのではないか」そう感じていた時に、地価調査の公表があり、当市の下落率が県内最大ということがニュースで取り上げられました。そのときに「このまちのためにやることがある」と感じ、立候補しました。わたしの中では、市長は市民の幸せのために働くべきという思いがあったので、この機会に何とかすべきだと強く思っていました。

わたしが一番大切だと考えていることは、人口の維持です。人口を維持しないと、収入も減少しますし、市の将来像を描くこともできません。そのため「人口減少に歯止めを」というスローガンを掲げ、必死に取組みました。

人口維持は市町村の維持発展に欠かすことはできないものです。40年ほど前まで周辺市町からも大勢の方が訪れにぎわっていた楯岡商店街が今ではシャッター街になっています。他の地域も例外ではなく、改革が必要だと強く感じています。

 

子どもを持つ家庭の負担減を目指して。長く住んでいただけるまちにするために。

人口減少に歯止めをかけるには、64歳までの生産年齢人口と呼ばれる世代の流出を防がなくてはなりません。多くの場合、65歳以上の高齢者はあまり転出することがないため、いかに生産年齢人口世代にメスを入れるか、ここがポイントです。将来の人口維持のために何をすべきか、考えを巡らせました。

まず間口除雪をおこないました。それまでは雪の降る日はブルドーザーが道路の除雪をしていましたが、各戸の前に雪を置いて行ってしまう状態でした。そのため住民は一時間程度早く起き、雪かきをする必要がありました。これでは負担も大きくなってしまうため、間口除雪を始めることにしました。

他にも人口を維持するためには、子どもを持つ家庭に市内に住んでいただく必要があります。そのため、子どもを持つ家庭への負担を軽くすることも大切だと考え、手厚い手当をおこなっています。たとえば制服代の補助。中学校や高校の制服は費用も高く、家計の負担になります。これを軽減するために補助を開始しました。他にも夢応援奨学金など、子どもを持つ家庭への負担を軽減するための取り組みをいくつもおこない、長く住んでいただけるまちを目指しています。

 

◆子育てスマイルプロジェクト

https://www.city.murayama.lg.jp/smph/kurashi/kosodate/kosodate-smile.html