皆さんは、以下のような経験をしたことはありませんか?

・「自分の業務に役に立つことが学べそう!」と思って、セミナーに来てみたけど、講師が一方的に話すばかりで自分事として考えられなかった……。

・講師が話していることを理解することは出来たけれど、これからどうやって自分の事業や仕事、生活に活かしていけば良いのか分からない……。

このような状況を打破するために、参加者が自らが率先して考え、手を動かし、学びを実践に活かせるように設計された研修スタイルがワークショップです。

MAKOTO WILLでも、起業家や自治体職員、地域の皆さま向けに様々なワークショップを企画・運営しています。

今回は、社内でもワークショップに詳しい倉田に、MAKOTO WILLが提供するワークショップについて詳しく聞きしました。

ワークショップスペシャリスト:倉田慎

学生時代にインターン1期生としてコワーキングスペースの立ち上げに関わり、集客・運営ノウハウの確立に貢献。その後、一般社団法人MAKOTOに社員として参画。現在は、宮城県川崎町や丸森町などにおける起業支援プロジェクトの立ち上げや運営に携わり、各地域を拠点に起業家の想いの実現をサポートするメンタリング、ビジネススクール講師等を担当。

 

インタビュアー・執筆:佐藤桃子

東北大学経済学部在学中。2018年2月にインターンとして参画。地方自治体向け新規事業開発、広報、MAKOTOグループが行うアクセラレータープログラムの運営サポート等に従事。

 

ワークショップとは

ーーそもそもワークショップとはどのようなものなのですか?

東京工業大学教授で、ワークショップ企画プロデューサーの中野民夫氏による定義は、以下の通りです。

 

ワークショップ
講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく,参加者が自ら参加・体験して共同で何かを学びあったり創り出したりする、学びと創造のスタイル

「参加者が自発的に参加・体験する」という点がワークショップと他の学習スタイルの大きな違いと言えるでしょう。

 

ーーワークショップはどのようにして発展を遂げたのですか?

1900年代に、演劇の分野で行われたものがワークショップの起源とされているそうです。

その後、演劇に留まらず、学校教育の現場や住民参加型のまちづくり、国際会議、企業研修など様々な分野でワークショップによる学習、および意思疎通が取り入れられるようになりました。

MAKOTO WILLがワークショップを実施する理由

 

ーーワークショップについてはよく分かりました!なぜMAKOTO WILLがワークショップを様々な研修において取り入れるようになったのですか?

MAKOTO WILLでは前身の一般社団法人MAKOTO時代から、起業家の皆さまに向けた研修の中でワークショップを実施しています。

経営や、事業を推進する上で、知識をインプットするのみでは不十分で、知識を実践に活かせるようになることが重要だと考えています。

そのため、研修の場で実際に手を動かして頂くことで、学びを経営の現場に持ち帰ってもらうためにワークショップという形式にこだわっています。

初めは起業家向けのものが中心でしたが、そこで得たノウハウを活かし、今では自治体職員の皆さまや、地域の皆さまを対象としたワークショップも開催しています。

 

ーーでは、実際にMAKOTO WILLが実施しているワークショップについて教えてください!

MAKOTO WILLはこれまで各自治体で180件以上のワークショップを開催し、6000名を超える方々に参加いただいています。

以下の表はこれまで開催してきた主なワークショップの一覧です。

ワークショップ名 実施自治体 目的
Tohoku Rebuilders集合研修 東北広域 特に成長意欲の高い起業家に向けた支援
ビジネススクール 宮城県丸森町、宮城県川崎町、宮城県富谷市、青森県七戸市,
秋田県湯沢市ほか
起業・創業に向けて必要な知識、考え方を身に付けて頂く
メシクエ 福島県福島市 大学生向け起業家教育
SPRING COLLEGE 宮城県川崎町 「何か始めたい」という想いをカタチにする、地域づくり実践塾
ハマスカ未来会議 宮城県利府町 利府町浜田・須賀地区の振興プランの作成

今回はこれらのうち、起業家向けに行ったワークショップで

・Tohoku Rebuilders集合研修
・イベント企画セミナー(宮城県富谷市で行ったビジネススクール内の1プログラム)

の2つを紹介します!

自治体と共に地方から日本をおもしろく