日々、本気で実行する首長にインタビューをさせていただき、首長のビジョン、想い、現場職員への期待を皆さんに発信する首長インタビュー企画。

記念すべき第1回は宮城県丸森町の保科郷雄町長にお話を伺いました。

佐藤桃子 MOMOKO SATO

東北大学経済学部在学中。
2018年2月にMAKOTOグループにインターンとして参画。地方自治体向け新規事業開発、広報等の業務に従事。

――町長に立候補されたきっかけを教えてください。

町議会議員時代に、周りの人から評価をいただき、「じゃあ今度は町長なんでしょう」と推されたことがきっかけです。

どちらかというと、自分は町長をするようなタイプではないと思っていました。

しかし、町議会の議長を務めて、「もっと良いやり方はあるのではないか」と思うこともあり、それを解決することによって町が少しでも発展すれば、と思い立候補を決めました。

そして執行者は口に出したら必ずやらなければならない責任がありますから、今度はその責任の中で仕事をしています。

――現場職員にはどのようなことを期待していますか。

とにかく健康でいてほしいと思っています。

また、課長や課長補佐といった幹部職員が、将来的に幹部になる部下と、今の情勢はこうなっているから、今どう動けば良いのか、将来的にはどう動かなければならないのかというコンセンサスをとりながら働くことを期待しています。

首長は任期が4年ですが、職員は約40年丸森町で働くことになります。

ですので、しっかりと長期的に考えてほしいと思っています。

新しい仕事も数多く出てくるわけですから、その中で楽しく仕事をしてもらう。

たしかに忙しいかもしれないけれど、忙しいからダメなんじゃなくて、忙しい中でも楽しく仕事をすることが大事だと思っております。

現場を持っていると、町民とぶつかってしまう場面もあると思うんです。

しっかり町民の考えを理解し、説明しながら、こちらの考えも理解してもらうということが必要です。

「町の方針はこうなっていますから」というような押し付けではなく、町民のみなさんの考えを聞きながら進めるということが一番大事だと思います。

――町長に直接提案する職員はいるのでしょうか。

おります。
例えば、企業誘致や起業支援、インバウンド推進が良い例ですね。

提案されたときは、はっきり言って「丸森町の何を海外の人に見せるの?」と疑問に思いました。

しかし、職員は「やりたい。今の世の中はこうなんだ」と言います。

私よりも職員が専門的に動いているのですから、「これができる!やりたいんだ!」ということであればやるべきです。

そして、若い人こそ、より積極的に挑戦するべきです。

若い人は失敗しても、立ち直れます。

失敗しても立ち直れるように、しっかりと上部の者が見ていれば、私は良いと思います。

やりたいことをやることが1つの刺激にもなるし、その人の自信にもなってくるのであれば、私は少しくらいの失敗は良いと思います。

それで町民から指摘を受けたら、私が「それは私がやりました」と言えばいい。

職員が失敗したって、結局は私が指示したのですから。最後は執行者である私が責任を持つものでしょう。

でもみんな失敗しないんです。必ず伸びるんです。うちの職員は立派だと思いますよ。